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令和4年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
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12月12日(月) 一般質問
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内容
会議録
令和4年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月12日(月) 一般質問
井上 さゆり 議員
(1)安土地下道について
(2)地域包括支援センターとケアマネージャー不足について
(3)市民要望の取り扱いについて
(4)自立支援医療受給者証について
(5)安土大中グランド横の使わないテニスコート
◆22番(井上さゆり君) 日本共産党の井上さゆりです。通告に従いまして、順次質問していきたいというふうに思います。
まず最初に、安土地下道についてお聞きしたいと思います。
9月議会後、安土地下道の件についてお聞きします。
7月19日の地下道冠水死亡事故を受け、市長の9月議会の答弁趣旨は、基本的なことができていない、記録、連絡、県との情報共有、安全の基盤をつくるとのことでした。9月議会後、安全の基盤をつくるために自ら改めての振り返り、危機管理体制の課題の洗い出し、改善策の会議などの取組が行われてきましたでしょうか、そしてまた市は事故検証委員会に対しどのような検証項目を求められているのでしょうか。まず初問といたします。よろしくお願いします。
○副議長(山本英夫君) 当局の回答を求めます。
江南副市長。
〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 井上議員ご質問の安土地下道についてのうち、事故検証委員会についてお答えをいたします。課題の整理や再発防止対策をまとめていただくに当たりましては、様々な角度から検証をいただいております。市からあえて検証項目を指定しておりませんが、検証委員会の中において大きく8項目について検証いただいております。1つ目の項目といたしまして通行規制を行うタイミングや県と市の情報共有の在り方といった基準、マニュアル、2つ目として県をはじめとする関係機関や地域との連携体制、3つ目として平時から取り組んでおくべき市民周知、啓発、4つ目として監視カメラや冠水による通行止めを知らせる機能などの地下道附帯設備、5つ目として路面の滑り止めや水標示、照明といった地下道機能、6つ目として地下道への雨水流入、7つ目として排水ポンプなどの排水機能、8つ目として市内の他のアンダーパス対策についてでございます。その前段といたしまして委員会初日に地下道の現地視察や当日の状況把握を行っていただいたことにつきましては、既報のとおりでございます。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員ご質問のJR安土駅付近地下道冠水対応についての9月議会以降の取組についてお答えいたします。
7月19日の安土地下道冠水を受け、市の水防体制の見直しを行うため、8月26日に水防前待機体制班長会議を実施いたしました。この会議におきまして、アンダーパスの通行止め手順の確認と水防対応をするに当たり複数の班長による待機体制の確実な人員確保、水防本部への情報伝達の見直しを行いました。
これに加えて、令和5年度出水期は、冠水センサーを現地に設置することで遠隔通知により確実な通行規制対応を行えるよう準備を進めております。あわせて、ハード面の整備として、10月17日に注意喚起の路面標示、壁面標示の追加施工を完了しております。また、年度内の取組として、市道地下道北線路面滑り止め修繕、市道地下道北線の水路壁面修繕を行います。令和5年度においては、安土地下道冠水センサー及び電光標示板設置工事を滋賀県と連携し、実施予定しております。
早い段階で適切な対応を実施できるよう、水防待機体制の見直し、現地の安全啓発、警備の設置、更新を進めてまいります。今後地下道事故検証委員会の報告結果を待って、必要な対策につきましては県と連携し、進めてまいります。
○副議長(山本英夫君) 回答漏れはありませんか。
再問ありませんか。
井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) すいません。それでは、再問いたします。
私は、9月議会後、言わば振り返りの会議は行われていないのかどうか、まずこの点についてお聞きします。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
市としましては、先ほども答弁させていただきましたが、8月26日に水防前待機の班長会議を開催させていただいて、地下道と、ほかの水防箇所の部分もありますけども、どういう形で対応してるのか、そこを改善し対策を、改善させていただいて、今後そういうことがないように会議を開催させていただいたところでございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 8月26日の会議をもってこっちが求めてる振り返りとか課題の洗い出しの会議だということで理解をさせてもらってよろしいですね、もう一度確認お願いします。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) この8月26日の会議につきましては、一応水防対応、現地での、現地班での対応について、その部分の改善の見直しをさせていただいた状況でございます。あと、様々な現場でのハード的な対応につきましては、県とかJRとか、関係団体とそれ以降も会議をさせていただいて改善策を検討させていただいてる状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 分かりました。
ということは、もう一度お答えいただきたいのは、現地の改善について、26日の会議を受けて、現地の改善について今答弁されたので、具体的に現地の改善について、今の現状の改善ですね、水防前待機を含めての、その内容についてお聞きします。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) それでは、8月26日の会議における改善内容について説明をさせていただきます。
安土地下道の通行止めについては、どの地下道よりも構造的な危険があるため、冠水を確認した時点で速やかに通行止めを実施するよう改めております。
その方法としましては、今後は機械的な対応になりますけども、現時点では冠水を確認した時点で速やかな対応をさせていただくという状況でございます。他のアンダーパスについても確実にパトロールが実施できるよう、班体制を組んで対応を行ってまいります。今まで1班体制、20名程度で集中豪雨対応を行ってきましたが、初動における対応としましては基本2班体制として対応することに変更を行いました。執務中の対応につきましては、緊急時において業務を中断する場合もありますので、その点についてはご理解を賜りながら対応してまいりたいなと考えております。
また、正確な情報の共有については、水防前待機体制の中で情報伝達員がいますので、全ての情報について入力と関係課への発信を確実に行えるよう確認を行ったところでございます。
最後に、年度の水防対応については、班長以上の会議を開催し、対応の課題等を確認して次年度に生かせるようしてまいりたいというふうに考えております。
以上が会議の主な内容になります。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 当日の7月19日の都市整備部での、先ほど西津議員にもおっしゃった、時系列でその日の動きをもう一度お答え願えますか。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
先ほど西津議員にもご説明をさせていただきましたが、時系列についてもう一度ご説明をさせていただきます。
8時20分頃から、7月19日の水防対応につきましては、8時20分頃から水防担当課において八幡川の水門を全開にするなど、水防の準備を始めております。9時過ぎに洪水注意報が発令され、既に発令されてる大雨注意報と2つの注意報が発令をされました。そのため、雲の状況を見ながら11時に水防前待機体制における班体制をしいたところでございます。また、昨年8月の豪雨と同じ1班体制で住民からの通報に対し現場対応を行っております。11時39分、大雨洪水注意報が発令され、状況を確認しながら水防前待機体制を継続したところでございます。13時30分の本部会議から災害対策本部に移行しますが、これが水防前待機体制における対応でございます。
以上です。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 今答弁いただいたんですけど、先ほどの西津議員のときにもちょっと感じたんですけど、その日の9時9分にもう2つ目の、大雨注意報が3時9分に出ていて、9時9分に洪水注意報が出ておりました。この時点で水防前待機の体制に踏み切るべきだったと思うんです。その辺では、先ほど11時っておっしゃいましたので、何で遅れたのか、その要因は何やったのかなと思いますので、その点をお答え願えますか。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
11時からの水防前待機体制でございますが、基本的に注意報が2つ発令された時点で前待機体制を取るような形のマニュアルになっております。ただ、その体制については、11時から1班体制の班体制をしいたという状況でございますので、それまでにも8時20分から担当課においては水防の対応を始めてる状況でございますし、ただその当日は職員が出勤してる状況でございますので雲の状況を見ながら、早めに集結したとしてもそこで待機する状況になりますから、雲の状況を見ながら1班体制を11時からしかせていただいた状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 職員も業務があるとか、そういう今ご答弁なんですが、私は市の災害時のこの事前の構えが本当にどうなってたのかなっていうふうに思うんですね。なので、マニュアルでいきますと、2つ注意報が出たら水防前待機をしいて、4班ですか、それ、きっちり対応しなきゃならなかったと思いますが、統括監っていうか、都市整備部長がその業務があるとか、そういうことでできなかったっていうのは、そこは私は大きな判断ミスやったっていうふうに思うんですが、もう一度お答え願えますか。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
マニュアルの中ではそういうふうに明記しておりますし、そういう形での対応を、その対応については11時からの班体制という形での組み方にはなっておりますが、十分そのときの雲の様子とか雨の状況とかは確認しながら判断をさせていただいておりますので、井上議員ご指摘のような判断ミスとかというような部分ではなかったと私は考えております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 判断ミスというより判断が遅れたというふうに私は思います。
じゃあ、9時9分の注意報が、2つ目が発令されてから11時の間は、先ほどの答弁で、西津議員の答弁でいえば、管理調整課が対応していたっていう答弁をされてましたよね、先ほどね。その間、じゃあ何をされていたのかお答えください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 基本的に水防対応につきましては、事前に準備をしなければいけない項目がございまして、その項目について、一応八幡川の水門の開閉等を指示してたところでございます。
ただ、11時までは雨の状況がそんなひどくない状況でしたので、雲の様子とかを確認しながら、そこら辺、どの時点で1班体制を取るのか、そこら辺は検討させていただいてた状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 今の答弁でしたら、雨の状況がそんなにひどくなかったって言いますけど、都市整備部長のところには気象台の情報とかがどんどん入ってくるんじゃないんですか、危機管理課にももちろん入るかもしれませんが、その情報は共有されて、雲の動きだとか、そういうなんを読み取るんじゃないんですか、そこはどうだったんですか。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
そこの判断につきましては、私どもに連絡が入ってくるのは気象庁からの注意報の情報でございます。その情報を受けて判断させていただいてる状況なので、特に気象庁から私のとこにダイレクトに連絡がある部分ではございませんので、あくまでも土木防災情報システムとかまたは気象庁のホームページとかを見ながら判断をさせていただいた状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 気象庁からは入らなくっても、例えば危機管理課には入るんでしょ、気象台からの情報は、レーダーとか。そういうのは共有されないんですか、そこは。お答えください。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 井上議員の再問にお答えいたします。
気象台からご連絡いただくのは、こういう形で今後雲が入ってくるであろうという、割と前段階で情報を送っていただきますので、これはそれぞれ本部員を含めて共有をさせていただいてると。緊急を要する場合等につきましては、気象台から直接お電話いただいたりとか、こちらから今後の状況はどうなりますかっていうことでお問合せをさせていただいてると、そういう場合には当然のことながら内部でも共有をしてると、こういう状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) いずれにしても、水防前待機が9時9分の段階で設置されたら、もっと後のほうがどんどん大雨が来るわけですから、もっと早い対応ができたというふうに私は思うんですね。この日は朝から物すごい豪雨でしたよね、だから中学校からも、安土中学校からも地下道の問合せがあったぐらいなんですから。なので、9時9分の洪水注意報を出されたときからやっぱり開始するべきだったというふうに思います。その判断は、先ほどおっしゃったように11時に、その水防待機の開始を11時にされたんですが、統括監だけの判断だけじゃないでしょ、水防前待機を開始するにしても。資料を見たら補佐官として産業経済部や、産業経済部長や支所長等が補佐官になってますから、そこで相談されたんですか。水防前待機をじゃあ9時過ぎからやろうかとか、そういう話はなかったんですか。これ、お答えください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
副統括監もいるわけですけども、当日は業務中という状況もございましたので、水防担当の課長と相談しながら対応した状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) いや、副補佐官が業務中でも、補佐官でしょ、副補佐官、補佐官か、補佐官と相談するんじゃないんですか、統括官1人の判断で迷うんでしたら。でも、業務中やからとか、そんなこと、その後どんどん大雨が来るわけなんだから、そこは今までもどうされていたんですかね、今日まで。今までの経験上で結構ですので、今までどうされていたのかお答え願えますか。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 今までの水防対応につきましても、一応水防担当者、担当課長と相談しながらそこら辺は判断させていただいてる状況でございます。
あと、その状況によってその判断について助言をいただくっていうことであれば、補佐官に相談しながら対応をしてる状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 最初に、私は出だしが2時間遅かったというふうに思います。その次に、11時39分に大雨警報が出ております。この段階で水防本部は設置されましたね。水防本部が設置されました。このときに水防前待機から第一配備体制に切り替えられたのかどうかお答えください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
第一配備の切替えはしておりません。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) それはなぜ水防前待機から第一配備体制に切り替えなかったんですか、マニュアルにしたらそのように書いておりますけど、お答えください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
マニュアルの中でも第一配備の体制の中では統括監の判断の中で前待機の中でそのまま継続することができるというふうに書いてありますので、状況を見ながらそういう形での判断をさせていただいた状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) しかし、11時39分っていうのはすごい大雨洪水警報が出されていて、水防前待機の班は何班で回っておられたんですか、お聞きします。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
水防前待機は、先ほども説明させていただいておりますけども、1班20名程度の体制でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) その11時39分の段階でその1班で20名程度で、この全市が非常に大変なことになっているのにそれで本当に回れていたっていうふうに思っておられるんですか、お答えください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
今まで、昨年も8月14日については同じような体制で回らさせていただいておりますので、その判断の、今までの経験から1班で回れるっていう判断の中で対応をさせていただいた状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) いや、昨年もって、昨年も振り返りも何もしなかったから今年こういうことになったんじゃないんですか。だから、今年もだから同じことを結局やってるわけじゃないですか。マニュアルどおりでいけば第一配備体制、少なくとも水防前待機は全部の班が出動して対応されるべきやったと私は思うんですよ。部長、そう思っておられないか知りませんが、分からないですが、少なくともそういう対応を取らないと。
警戒レベルはこのときに幾つやったんですか、お答えください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
警報が出ておりますので、警戒レベルは3ということでの中の対応でございます。一応1班での対応ということは、今回反省の中で対応できなかったというところでございますので、次年度以降、2班体制の中で対応するということで進めさせていただきたいと考えております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) もう一つ聞きますが、この11時39分の段階でも水防前待機1班でいこうというのは補佐官を含めての調整の結果やったんですか、お答えください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
そこの判断については、水防の担当課長と私の判断でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) その判断については、都市整備部長は8月26日の、先ほどの答弁でいうたら2班を出動さすとかという答弁をされてますから、その判断は間違っていたっていうふうに思っておられますか。そこは、11時39分の段階で水防前待機、それも1班で回していたっていうことですから。そこはどうお考えなんかお答えください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
現場対応になりますので、結局今回の対応の中で問題点につきましては、一応電話がかかってきたところの対応を優先するような形になっておりまして、実際にその地下道の冠水と個々にパトロールとして回らなければいけない箇所の確認が後回しになったというところでございますので、そこも含めてしっかり人員配置を整える上で2班体制で対応させていただくということで変更させていただいたところでございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 私は、強烈に印象に残ってるのは、7月25日議会の最終日の全員協議会で、そのとき都市整備部長がおっしゃった言葉が、被害があちこちで起こって手が回らなかったと、こういうふうに発言されたんですよ、この事故の件についてね。それで、私はそのときに水防前待機は全班が回っていたんだろうっていうふうに思っていたんです。ただ、改めて情報公開の資料を見て、水防前待機1班でその当日回っていたと、このことを私は知ったときにですよ、それは当然手が回らないはずやなと、今の答弁、部長の答弁のとおりやというふうに思います。
それで、昨今の災害の状況っていうのは、去年もそうですけれども、降雨量っていうか、雨の量が本当に半端やないです。そういうときに配備体制を次々考えるべきではなかったのかなというふうに思います。次の体制、次の体制っていうふうに考えた上で、その体制が空振りになったとしてもそれはそれでよしとしなければならないと思いますし、それが災害の想定内に終わったということになるんだというふうに思うんですね。
なので、体制を十分に取ることができなかったっていうふうに私は思ってるんですが、先ほど答弁にあったように、2班でいくとかという話ですが、その判断を正確にしていかなきゃ大変なことになるっていうことを今回教えてくれたと思うんですね。そういう意味では、レーダーを読み取るとか、そういう意味では今後そういう知識のある、知識も持った職員も育てていかなきゃならないと思いますが、その点では今回の振り返りの中でどういう議論になったのかお伺いいたしたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
今回の事案を受けて、なかなか我々もその気象のレーダー等の見方、雨の降り方とかというのはなかなか専門ではないところがございまして、判断に悩むところでございます。その中で、今までこの振り返りの中で協議させていただいたこととしては、一定気象会社からそういう情報を、現段階でですけども、そういう情報をいただいて、できるだけ早い段階でそういう判断ができる体制づくりっていうのを考えていきたいなというふうに思っております。9月、9月以降でしたっけ、10月、9月以降ぐらいからその気象会社とも、来ていただいて、いろいろと、試みではありますけども、そういうふうな情報提供を無料で提供していただいておりましたし、その中で、それ以降の判断についても早い段階でそういう対応を進めてきたっていうところがありますので、今後もそういう情報を活用しながらできるだけ早い段階で速やかな体制づくりが整えるように考えてまいりたいなというふうに思っております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) もう一つ、11時39分は大雨警報が出ているので、それで1班で回れるっていうふうに本当に思わはったのかね、部長自身が。あちこちから電話もあっただろうし、土のうを持ってこいとか、いろんなことがあったって前全協でおっしゃって、それで本当にこのまま11時39分、大雨警報が出てその後も1班で回れるっていうふうに思わはったのか、あるいは被害が大きいなりそうやから応援を求めなあかんなっていうふうに思わはったのか、その辺、お聞きをしておきたいというふうに思います。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 私としては、基本的には今までの対応が1班で回ってきたっていう経験もございますので、それでいけるという判断でございました。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) やっぱり経験的にやったとしか思えません。経験的にやったからこそ今年もこんなことが起こったんだと、今までのだから振り返りがないからこそ、やっぱり今日を迎えてるなっていうふうに改めて私は思いました。
それで、水防本部の記録を私は読ませていただきました。これは、7月19日、水防本部会議って言われるものですけれども、これ、当日の1時半から水防本部会議が行われております。市長自身が集中豪雨、今年度は早めの対応を行う方針というふうに、こう記録がされてます。そうあるのなら、余計11時39分の大雨警報の出た時点で水防前待機は複数で対応するとか、あるいは第一配備体制にするとかという判断が私は求められたというふうに思うんですね。この1時半の、13時半から始まりました水防本部会議、午前の報告を市長にどのように報告されたのかお聞きしたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
本部会議での報告でございますが、これは的確な形での報告内容になりまして、一応我々都市整備部の、都市整備部っていうか、水防の現地班からの報告につきましては一応通行止めをしてる箇所の報告の内容のみになります。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) その中で、ちょっと私、気になったんですけれども、午前中の段階で、12時18分の段階で近江八幡付近は90ミリの記録的短時間大雨情報が出ましてすごい雨になったんですよね。その1時半の本部会議で、これ、どなたが言われてるか分かりませんけれども、雨の峠は越えたと考えられると、こういう記録になってあるんですよ。水防前待機体制は夕方まで1班でいくと、またこういうふうに書いてあるんですね。なので、こんな大雨が降った後、大体雨が降った後の被害も大きいわけですから、雨の峠は越えたと考えられるという、こういう情報の上げ方っていうのは、これ、本当にどうだったんかって思うんですね。その辺はどういう判断をしてこういう報告になっているのかお伺いしたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 答弁を求めます。
当局側の答弁を求めます。
福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
一応大雨は、11時過ぎぐらいから降り出して、1時ぐらいにはある程度収まってきたかなっていうふうに考えておりますし、現状、現場対応につきましては、緊急時の対応というのは一通り終わってるかなというところの中で、その時点でもまだ通行止めをしてるところがありますので、そこら辺の職員の交代とその中では1班での対応でいけるということで、それ以降1班の体制の中で継続して対応を進めさせていただいた状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 今の答弁を聞いて本当に緊張感がないっていうか、雨の峠は越えたと考えられるっていうふうに1時半におっしゃってるんですが、雨、さっき言ったように雨が降った後の被害も大きいわけで、こんなこと、もっと臨戦態勢をしかなあかんのかなって私は思いますが、何か気が緩むっていいますか、気が緩む私は発言だというふうに思います。だから、水防前待機、夕方まで1班でいかはったんやなっていうふうに思うんですね。
さらにお聞きしたいですが、そもそもこの8月26日の、今までずっと答弁を言ってくださったこの26日の振り返りの会議と言われるこの会議は、これは支所でいうたら都市整備部の会議となるんですか、これはどこまで意思統一をされた会議になるんですか、お答えください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
水防の前待機体制につきましては、都市整備部と産業経済部それから安土町総合支所の3部で4班体制を組まさせていただいておりまして、その中の各課長さんが一応班長ということになっておりますので、一応各所属の班長には周知をさせていただいて、各課の職員については班長さんから徹底をしていただいた状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) そしたらこの8月26日の会議内容は副市長や市長には上がっているんですか、お答えください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) この内容につきましては、副市長、市長には報告させていただいております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) そしたら、報告はされているんですが、これ、この決裁、回議書を見ましたら市長も副市長も印鑑を押してないので、こういう市の大事な改善を求めた会議なら副市長や市長に決裁を求めて全体のものにしていかなきゃならないんじゃないんですか、そこは、幾ら報告をしたって言っても。ここ、部長の印鑑一つですけれども、先ほどおっしゃったように、産業経済部長や支所長もその会議に出ているんでしょ、出てないんですか。起案者が都市整備部長ですからその印鑑一個なのかもしれないけど、これは上まで上げるべき会議内容ではないのかなってふうに思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
内容については副市長、市長には報告させていただいておりますし、それはあくまでも一応部内の決裁という考え方の中で回議書を回させていただいてる状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 副市長や市長には報告している、部内の決裁やということですが、これ、全庁的にこのことを確認することが振り返りの会議じゃないんですか。何が反省点で今後何を改善していく、そのことで教訓化していくんじゃないんですかね、そこは。ここをしっかりせえへんかったら、これからもまた同じようなことが、形は違えども、起こる可能性があると思いますよ。
私、市長にお伺いしたいんですが、私、9月議会に市長に答弁いただいて、組織的な、全庁的なそういう振り返りの会議はするべきやっていうふうに私は言ったんだけど、結局8月26日の会議だけで終わってると思うんですね。市長は9月議会の答弁をした後、職員さんにどういう指示を行われたのかお聞きしておきたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 指示についてはいろいろあろうかと思います。まず1つは、今日議題にも出しております、まず危機管理体制の整備についてですね。それからもう一つは、いわゆるハード面の対策としてできる限りやるべきことは早急にやるべきことをやること、それから3点目として連絡等の体制、今回課題になりました県等を含めて連絡等の体制をきっちりつくる、考えることということを指示しております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) すいません。1つ目が聞こえにくかったのでもう一回答えてもらえますか。すいません。
○副議長(山本英夫君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 再度お答え申し上げます。
今回も議案として提出させておりますけども、整理させていただいておりますけども、危機管理監を中心とした危機管理体制の再整備と、ここが必要だというふうに考えておりますので、それを指示いたしております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) それはそれで今後の体制強化のためにされるっていうふうに思いますが、今回の7月19日の振り返りは、きっちりこれはこれで行うべきではないんですか、市長はそれをするおつもりはないんですか、お伺いします。
○副議長(山本英夫君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答え申し上げます。
検証委員会の今結果、この中でも体制、その他連絡体制について検証をいただいておりますので、そこを踏まえながらしっかりやらせていただきたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) いや、皆さん検証委員会にこかす、こかすっていうか、検証委員会がされるからっていうふうに言わはりますけれども、市の職員のその当日の動き方だとかそういう組織的な在り方については検証委員会では議論しないでしょ、するんですか。市民部長、お答えください。検証委員会で市の当日の動き方やあるいは組織的なこと、どうだったのかと検証するんですか、お答えください。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 井上議員の再問にお答えいたします。
そこに絞ってご議論くださいという出し方はしてないですね。ただ、当日の市の動きにつきましては資料として、西津議員にもお答えしましたようにお出しをさせていただいてると。その中で、私どもは、項目を指定するわけでもなくいろんな角度からご議論いただきたいっていうことで、ご指定はしてない中でのご議論をいただいてるというところでございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) ですから、先ほども答弁にあったように、西津議員の答弁、今もそうなんですが、当日の市と県の連携について議論するんでしょ、そこは。だけども、市のその日の動き方とかそういうことの体制、庁舎でのその組織的な動き方の判断はどうだったかとかを含めて、議論しないやないですか。私はそこが大事やって言ってるんですよ、市民部長、首を振っていただいてますけれどもね。そのことなしには私は次に行けないですよ、本当に。そこはちょっとな。
私は、もう一つ、今回市の関係職員が4人入っておられますよね、副市長はじめコンプラそして市民部長そして都市整備部長。4人入っておられるからこそ、それができるのかどうか非常に注目しておりました。だけども、先ほどの答弁では、そのことについては、ああ、ないんだなと。ないからこそ、私は、検証委員会は検証委員会でされたらいいと思います。ただ、この市役所の中でどうであったのかっていうのを検証は絶対すべきではないかと、こういう考えを持っておりますが、市長、もう一度この件についてお答え願えますか。
○副議長(山本英夫君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答え申し上げます。
初問の答弁でも副市長からお答えいたしましたけど、この中にはいわゆる基準、マニュアル、連携、体制ということで項目を挙げさせていただいております。その中でしっかりと見直しを行っていきたいというふうに考えております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 多分検証委員会ではこの庁舎のその日の動き方なんかは絶対検証されませんよ、多分。この間2回目を開かれて、私はそういうふうに思いました。検証されるんやったら、今度3回目が非常に楽しみです。だけども、そういうまとめには絶対になりません、市長が幾ら検証委員会でされるって言っても。だから、市長、この庁舎でその日の振り返りの会議をするっていうことを私は判断されないとあかんと思いますが、もう一度なぜされないのか、することによって、することによって次に進めると思いますが、もう一度お答えください。
○副議長(山本英夫君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
今申し上げたように、それぞれの項目について見直す会議っていうのは当然やらなきゃいけない項目だというふうに思っております。さっき言いましたような基準についても、庁内を併せて見直す必要があります。それを徹底していく必要があると思います。マニュアルについても、直すだけではなくて、それを直したらどういうふうに行動していくのかっていうのを周知していくっていうのは、当然それ、ついてくる話でございます。連携、体制にしても、実際それをオペレーションとして実行していく上でそれはしっかりとやっていかなきゃいけない部分で、当然そういう中では振り返り含めまして会議を当然していかなきゃいけないことだというふうに思っております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 人の命が1人亡くなられたんですが、亡くなられたんですから、命の重みっていうか、このことに向き合おうとするなら絶対に庁舎内での検証が必要やと思いますし、この26日の、8月26日のこの会議だけで終わっていていいのかどうか私は非常に疑問を感じます。これ、言っても同じ答弁ですからあれですが。でも、亡くなってるんですから、だからいま一度検証が必要やというふうに思います。市長は本当にこれでいいと思っていらっしゃるんですか。初動の体制だって2時間遅いなって私は思いますし、水防会議だってあのような状況になっております。どうぞお答えください。
○副議長(山本英夫君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 以前から申し上げておりますように今の体制でよいとは全く思っておりませんので、きっちりとした体制ができるように見直してまいりたいというふうに思っております。その前に基本的な前提条件をきっちり整理した上で取り組んでまいりたいと思っているところでございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) もう一つお聞きするのを忘れておりました。
水防本部会議、1時半から2時まで行われて、その後は必要なことがあれば招集をしますっていうふうに記録には書いてるんですが、それで確認がされているので、事故の通報が市に流れているのに、最後夕方でも本部会議が開かれなかった理由はなぜなのか都市整備部長にお聞きしたいと思います。水防本部会議ですから市民部長になるのかな、どちらか分かりません。市民部長ですね、お答えください。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 井上議員の再問にお答えいたします。
そういう情報が入った段階につきましては、私と福本部長から市長、副市長には報告をさせていただいてると。そういう中で、本部会議の開催につきましては、状況が、県警がまだ調査をされてるという状況を聞いておりましたので、早急にそれを、本部会議を開くというより状況的には避難所の閉鎖等、そちらの議論をさせていただいてたというようなところでございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 市民部長にその情報が入ったのは何時に入ったんでしょうか、お聞きしておきます。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 井上議員の再問にお答えいたします。
はっきりとしたと時間までは、すいません、覚えてはいないんですけども、4時前後ぐらいではなかったかなっていうふうには記憶をしております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) しかし、状況がいろいろ多分錯綜したとは思いますけど、あらかた一旦落ち着いた段階でその報告も含めて水防本部会議をされるべきではなかったんですか。そこ、いかがですか。普通これ、誰でもそう思うと思います。人が亡くなっているのに何で水防本部会議1回で、その夕方だけでも分かる範囲の情報で確認をするっていうのは非常に大事やと思いますが、なぜできなかったのかもう一度お答えください。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 井上議員の再問にお答えいたします。
基本的にその情報の共有につきましては、庁内の連絡網でさせていただいてるという状況でございまして、それを基に何らか議論をたちまちするという部分で、必要性が、特段その段階では判断が至っていないというようなところでございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 私、質問を通じて今回この8月26日、振り返りの中でいろいろこの注意報のときに前待機がなぜできなかった原因であるとか、あるいは大雨警報が出たときになぜそのまま水防前待機でいったのかとか、そういう深掘りの会議はなぜできなかったかっていうのをやっぱり振り返らないと駄目やと私は繰り返し思うんですね。そこは都市整備部長、そういう掘り下げた会議には、必要やと思われませんか、足りなかったことがたくさんあるんですから。そこはどうなんですか、ご所見をいただきたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 井上議員の再問にお答えいたします。
8月26日の会議につきましては、あくまでもそのときの会議につきましてはあくまでもそれ以降の対応についてどういうふうにしていくかっていうことを振り返ったということでございますので、先ほども答弁の中で説明させていただいておりますが、その年の水防対応についての反省についてはしっかりそこら辺、確認をして今後に生かしてまいりたいなというふうに思っております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) あくまでもそれぞれの対応についてっていうことでの反省ですから、庁舎全体はどうやったのかっていうことをやっぱり振り返っていただく必要があるなっていうふうに思います。1人の方がお亡くなりになって、今度また新しい組織体制にも移行するっていうんであれば、少なくともこの7月19日のこの動きについてもう一度深掘りをする意味でもまとめていただきたいと、このように思います。
この件については以上にして、終わります。
次に、地域包括支援センターとケアマネジャーの不足についてお聞きします。
東部包括支援センターが5月1日から安土町総合支所に移転されました。移転される折にも会派に説明がありました。移転され順調にいってると思いきや、11月にまた引っ越しされ、駅前のアクアに行かれることになりました。なぜこのような事態になったのかお聞きします。
また、4か所目の安土中学校区の包括支援センターはどのような動きになってるのでしょうか。ケアマネジャー不足も今も不足が続いています。何が要因でこのような事態を生むのかお聞きしておきたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 当局の回答を求めます。
長村福祉保険部理事。
〔福祉保険部理事 長村周作君 登壇〕
◎福祉保険部理事(長村周作君) 井上議員の地域包括支援センターとケアマネジャー不足についてのご質問にお答えします。
まず、地域包括支援センターについてのご質問のうち、1点目の東部地域包括支援センターの再移転についてですが、5月の移転については当初、安土総合支所附属棟厚生室を改修し、センター業務を行う予定でしたが、厚生室内部の状況が相談機関として執務を遂行できる環境ではないということから、急遽一過的な措置として同敷地内にある安土町総合支所内の防災センター情報交流室をセンターの事務室として移転し、業務を開始したという経緯がございます。しかしながら、急な変更だったこともあり、実際に執務を開始いたしますと業務に必須である電話やファクス、インターネットという通信環境の整備が遅れたこと、防災センターの入り口付近であったため人の出入りが多く、音もうるさく、相談に来られても話ができる環境ではなかったこと、また安土町総合支所では多くの課との共存であることからプライバシーが守られる相談室を支所内に占有で確保することが困難だったことから受託法人から別の場所に移転したいとの意向を受け、市としてもこれを了承し、11月から近江八幡駅前のアクア21、1階に再移転されました。度重なる移転により市民、関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを申し訳なく思っておりますが、高齢者の身近な総合相談窓口として今後もご利用いただきたいと考えております。
2点目の安土中学校区の地域包括支援センターの動きについてですが、安土中学校区の皆様の身近な相談窓口となるよう、まずはその拠点となる場所の確保に向けて調整と必要な予算の検討をしているところです。また、運営形態は、市が直営で運営することを想定しており、職員体制と安土地域包括支援センターが所管する業務について検討しているところです。
次に、ケアマネジャー不足の要因についてですが、介護保険制度の要であるケアマネジャー不足は本市だけではなく全国的な課題となっている状況であります。ケアマネジャーの仕事は、利用者の身体の状態、生活状況などを確認した上で利用者の意向も踏まえた介護計画、ケアプランを作成し、サービス利用開始後も毎月家庭を訪問し、状況確認をいたします。介護サービスの調整や医療機関との関わりもあり、幅広い知識と調整能力が求められることから高い専門性が求められる職種で、資格には5年間の有効期間があり、業務を続けるためには研修を受講し、更新をする必要がございます。平成30年度には介護支援専門員試験の受験資格の見直しにより介護福祉士などの国家資格の取得とともに一定の実務経験などが要件として必要となったことから、介護支援専門員実務研修受講試験の受験者数が減少した要因と見られています。今後も高齢化が進展する中で、必要なケアマネジャーを確保していくためには業務の負担を軽減することや業務に見合った処遇改善を図っていくことが重要であると考えております。本市としましては、行政への提出書類の中での効率化や電子化などでケアマネジャーの事務負担の軽減を図ることや国などへケアマネジャーの処遇改善を図るよう要望してまいりたいと考えております。
○副議長(山本英夫君) 回答漏れはありませんか。
再問はありませんか。
井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 東部包括支援センターについては、私自身、もともとそうなんですが、自ら場所を探されて、それが本来の筋ではなかったかなっていうふうにはずっと思っておりました。支所の建物を貸すというときの話からやっぱり一事業所に非常に過保護なんだなっていう声も支所でも聞いたし、そのとき7月の参議院選挙が控えておりましたので、あそこは期日前投票をするのにずっと使ってきた情報交流室なので、なぜあの防災センターを、入った左っ側を貸すんだろうっていう声もたくさん聞きました。市が振り回されてるとしか思えないなっていうふうに思います。市民も10月28か29ぐらいに回覧板が回ってきたのみで、市民の人も何かあったんですかということを聞かれるぐらいなので、今後そういう意味では市が振り回されないというふうに、市が振り回されることなき、お願いをしておきたいなというふうに思います。
これは、包括はこれで結構でございます。
それで、今後新しく直営で地域包括支援センターをしていこうという答弁ですが、実際4書類の職種の方が必要やと思うんですね、直営でするにしても。そこら辺のめど、3種類か、そこら辺のめどについてはどのようにお考えなのかお聞きしておきたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 回答を求めます。
長村福祉保険部理事。
◎福祉保険部理事(長村周作君) 今、すいません、井上議員の再問にお答えいたします。
3職種、保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーにつきましては、今主任ケアマネジャーにつきましては、今市の職員でできる者が今現在1名おるのですが、個人的な事情でできないようになりましたので、今後募集をして人員については配置したいと考えております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 本当に今ケアマネ不足なので、特に主任ケアマネさんを探すのはなかなか大変かなと思いますが、これは直営にする以上、必要な職種の方なので、これ、よろしくお願いしたいなというふうに思います。
それで、先ほど答弁で、今ケアマネさん不足という点では、9月議会でも岡山議員がその質問をされてましたけど、去年の10月ぐらいからでもずっと本当にケアマネさん不足が続いております。担当はご存じやと思いますが、これ、ひまわり館でもらうやつですけど、いっつもこれ、ペケペケペケペケペケ、ケアマネさんはどこの事業所もペケなんですよ。これがずっと、毎月毎月同じペーパーが配られて、市民は5か所も6か所も7か所も電話をしてケアマネさんを見つけている、こういう状況なので、本当にこれ、何とかしていただきたいというふうに思います。そういう意味では、ケアマネの協議会、今あるのかないのか分かんないですが、この協議会はどうなってるのかお答えください。
○副議長(山本英夫君) 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
本市におきましては、近江八幡市居宅介護支援専門員等連絡協議会っていうのが令和2年度まで自主的な開催をされてたという状況にございます。令和3年度におきましては、市の担当課におきまして、居宅介護支援事業所連絡会というものを、コロナ禍でございましたので、Zoomで開催をさせていただいたという状況でございます。令和4年度につきましては、主任ケアマネ連絡会ってものを開催させていただいて、事業所等との意見交換であるとか情報交換などを行っておるという状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) すいません。ケアマネの協議会は今も存在してやっておられるんですか、そこをもう一回お願いします。
○副議長(山本英夫君) 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) ですので、市の近江八幡市居宅介護支援専門員等連絡協議会については、令和2年度までで、開催をされてて、現在のところは開催をされてないと、したがって令和3年、令和4年、市で開催をさせていただいたという状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) ケアマネさんに聞きますと、ケアマネさんの事務量も、先ほどの答弁じゃないですけど、本当に半端なく多い、そして困難ケースもある中で非常に大変な仕事なので、せめてケアマネさんが集える、交流ができる、相談ができる、そういう協議会は、今解散されてるか知りませんが、もう一度、エネルギーは要りますが、再構築されるべきやと思いますが、担当はどのようにお考えでしょうか。
○副議長(山本英夫君) 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
現在の事業所の状態であるとかケアマネジャーさんの実務の実態であるとか、そのようなものを把握するっていいますか、調査することも必要やと思いますので、開催の手法につきましては行政主体になるのか事業所でしていただくのかのそのあたりも含めまして担当課でまた考えてまいりたいというふうに考えております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 市が事務局を当座したとしても、そういう協議会を立ち上げてケアマネさんと市との関係もつないでいかないと駄目なので、これはよろしくお願いしたいというふうに思います。
それと、先ほど答弁でケアマネさんの事務量の軽減については、市としても事務量の軽減はしていかれるのかどうか、していくという答弁に聞こえたんですが、その点についてお伺いします。
○副議長(山本英夫君) 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
初問のところでも一定お答えはさせていただきました。ケアマネジャーさんの実務におきまして事務処理の負担が大きいというようなことも伺っておる状況にもありますので、行政に提出いただく書類等の見直しも含めまして事務の効率化や簡素化などを改善に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。
それと、このひまわり館で頂くこのケアマネさんのあるなしのこのペーパー、ペケばっかりなので最初から電話をする気が起こらない。なので、この書き方をもうちょっと考えはったほうがいいと思いますので、これ、また検討お願いしたいと思います。
続きまして、次の質問に行きたいと思います。
市民要望の取扱いについてです。
市道や市の管理する側溝などに対しまして、市民の方から要望はなかなか受け付けてもらえないように見えます。物によっては迅速に対応されているものもあると思いますが、多くが自治会要望で上げてほしいと返答されてるのが現状と思います。しかし、自治会組織率7割と言われている中で、市民要望について自治会対応ができない現実が一方にあります。自治会組織以外からの市民要望についてはどのように対応されてるのでしょうか、お答えください。
○副議長(山本英夫君) 当局の回答を求めます。
浪江総合政策部長。
〔総合政策部長 浪江尚史君 登壇〕
◎総合政策部長(浪江尚史君) 井上さゆり議員ご質問の市民要望の取扱いについてお答えいたします。
市民要望のうち、自治会等からの要望につきましては、市民自治組織の所管でありますまちづくり協働課において地域の課題解決に向け地元の思いをまとめていただいた要望事項としてお受け取りし、地域における諸課題を把握、整理し、要望される内容に応じて各担当課、関係課と情報共有や連携を図りながら対応しているところでございます。
次に、自治会組織以外の団体や個人からの市民要望につきましては、例えば道路の穴の補修等担当課において即時に対応可能な要望もあれば、要望内容が地域の課題と見受けられるものにつきましては自治会の役員や自治会長へご相談いただき、自治会要望としてご提出いただくようご案内している要望もあるところでございます。ただ、内容によりましては、地域の課題だけでなく個人的な利害関係を伴う案件や専門的な事案もありますことから、内容に応じてそれぞれの担当課や国、県等の関係機関にご相談いただくようご案内をしているところでございます。
○副議長(山本英夫君) 回答漏れはありませんか。
再問ありませんか。
井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 基本的にやっぱり自治会が中心なんですよ。なので、この間も新しい団地に引っ越してこられた方が、自治会がないとこに来られた方ですが、行ったけど突っ返されたっていうふうにおっしゃってまして、でも今日3割も入ってない状況なので、ここは、以前は自治会対応でもよかったかもしれないけれども、今後一定の対応の仕方をやっぱり検討していかなきゃならないんちゃうかなっていうふうに思います。そういう意味では、玉木議員が質問してはったように、LINEで、先ほどの答弁もそうなんですが、LINEで、簡単なやつはそれでいいかもしれないけれども、個別で来られた場合、受付票なんかで要望を聞き取ってそれはそれで対処は考えるっていうことは考えられないのか、この点についてお考えだけお聞きしたいと思います。これ、どちらになるのかな。
○副議長(山本英夫君) 答弁を求めます。
浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史君) 井上議員の再問にお答えいたします。
個人からの質問というのは、先ほども申しましたけども、いろいろなものがございまして、本当に個人的な問題、個別の対応ができるものについては当然自治会等を通さなくても回答はできますが、地域の課題として、地域にもやはりいろんなご意見とかがございますので、その辺、あと相反する意見であったり、あるいは地域の中での優先課題であったりとか、そういうのもあろうかと思いますので、そのあたりは当然仮に自治会に加入されていなくても当然それ、自治会としてはそういう地域の課題としてそういうのは聞いていただくということも必要であるし、そういったことを自治会を通じて市に伝えていただくと同時に、市としましても先ほど7割の加入率ということがありましたが、そういった地域の課題を一緒になって解決する自治会の必要性というものもございますので、そういった未加入の方には併せて加入促進を促すということもしていくと。また、先ほどおっしゃいました、そういうLINEとか、東部でもオープンガバナンス等の取組をやっておりますので、いろんな形で個人のそういった要望を吸い上げるというようなことも併せてやっていきたいというふうには思っております。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) よろしくお願いしたいと思います。
次に、自立支援医療受給者証についてお伺いいたします。
自立支援受給者証明書の更新についてはどのような手続になっておりますか。自立支援医療受給者証の説明と現状をお聞きしたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 久郷福祉保険部長。
〔福祉保険部長 久郷浩之君 登壇〕
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 井上議員の自立支援医療受給者証についてのご質問にお答えします。
最初に、自立支援医療制度につきましては、18歳以上の身体障害者手帳をお持ちの方が対象医療を指定自立支援医療機関で受けることができる更生医療、18歳未満の方が対象医療を指定自立支援医療機関で受けることができる育成医療、精神疾患の方が継続的に指定自立支援医療機関で精神医療を受けることができる精神通院医療の3つの区分があります。
受給者証につきましては、更生医療と育成医療は市が、精神通院医療は県がそれぞれ発行しており、原則医療費の1割を自己負担していただき、世帯の収入に応じて負担上限月額が設定されます。また、それぞれの受給者証には有効期間が設定されており、更生医療と育成医療の受給者には期間の終期が近づくと医療機関より更新手続の案内がされる状況にあります。精神通院医療につきましては、医療機関からの案内がされないこともあるため受給者証に更新手続が必要な旨が印字されており、受給者証を受給者に送付する際にも有効期間が切れる前に更新の手続が必要になることをお知らせする案内を同封し、更新手続をしていただくこととしておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
○副議長(山本英夫君) 回答漏れはありませんか。
再問ありませんか。
井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 自立支援医療受給者証は更新前に通知をしてるかどうかです。その点、もう一回、更新前にしてるかどうか、それと実人数は何人かお答えください。
○副議長(山本英夫君) 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
まず、人数ですけれども、精神通院医療の方の受給者の対象の方の人数ですが、今年の12月1日現在で1,386名でございます。
精神通院医療の更新案内につきましては、受給者証の発行が滋賀県となっておりますことから、受給者の名簿の管理も県が行っておるというような状況でございます。このため、有効期限の直近に更新案内の通知を行うということになりますと県と市町が協議の上、協働して行う必要があるのかなっていうふうに思っておりますので、これからまた県等ともまた話合いをしていきたいかなっていうふうには思います。
○副議長(山本英夫君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) また県とも協議をしていただきたいなと思います。
最後です。安土大中グラウンドテニスコートについて、使用されていないと見えますけれども、今後についてどのようにされるのかお聞きしておきたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 西川教育部長。
〔教育部長 西川仁司君 登壇〕
◎教育部長(西川仁司君) 井上さゆり議員ご質問の安土大中グラウンド横のテニスコートについてお答えいたします。
当該テニスコートは、利用実績もなく、設備の老朽化も激しかったことから、令和2年12月議会で廃止について議決をいただいたところでございます。ご質問のテニスコート跡地につきましては、整地をして隣接するグラウンドの一部として活用できないか検討してまいりますので、ご理解をお願いいたします。
○副議長(山本英夫君) 回答漏れはありませんか。
再問ありませんか。
井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 今答弁のように私も整地してグラウンド等、使えればいいなっていうふうに思うので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。ありがとうございます。
○副議長(山本英夫君) 以上で井上さゆり君の個人質問を終わります。
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