録画中継

令和6年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月9日(月) 一般質問
松村 務 議員
1 地域資源「水郷」の水質改善について
  ①八幡堀の水質の現状と、浚渫したことによる成果と課題は
  ②西の湖水質の現状と、対策の経緯を問う
  ③農業排水対策の効果と課題は
2 水質改善アイデア
  ①10年後の八幡堀、北庄沢、西の湖の望ましい姿は
  ②八幡堀へポンプアップの水量を増やして水質改善できないか
  ③八幡堀も含め、ファインバブルによる水質改善を再度実証しては
  ④ヨシ地の新設や改修で浄化機能回復してはどうか
  ⑤食物連鎖の再生で、アオコの発生を抑えるチャレンジを
3 西の湖の魅力発信させるために
  ①西の湖に3ヶ所、北庄沢に1ヶ所のトイレ整備を
  ②水質浄化と、西の湖の魅力を体感できる拠点整備を
  ③地産地消による産業振興
  ④水郷再生プロジェクトの創設を
◆7番(松村務君) 皆さんこんにちは。育成会の松村務です。
 今、ちょうど11時半ということで、恐らく12時は回ると思うんですけれども、できるだけ速やかにというか、当局がいい回答をいただければ早く終わると思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
 私、今までに個人質問で近江八幡の地域資源を魅力発信していきましょうということで、西の湖の体験学習のこととか、3大城址の石垣の見える化とか、ヴォーリズ夫妻のNHKの朝ドラ化とか、そういうことをずっと提案してきました。
 今回は、地域資源である西の湖のアオコ問題、アオコ対策のその1点について当局のお考えをお聞きしたいということで考えてきましたので、どうぞよろしくお願いします。
 1つ目の項目ですけれども、近江八幡市が自慢できる景観としては、八幡堀、そして水郷地帯の和船、そして西の湖のヨシ原なんかがあると思います。これらは遠くから眺めているには非常にきれいなんですけれども、近くへ、八幡堀のほとりを歩いたり、西の湖に船で出てみたりとかすると、アオコ、また茶色の泥の色とかが非常にひどい状態になってます。
 今、そこにあるスライドも、これは8月の末、23日でしたかね、私が写真撮ってきた安土側の湾奥部の船着場のところですけれども、ぱっと見たら非常にきれいに見えるんですけど、グリーンとブルーで。ただ、このグリーンはアオコが浮いたものです。非常に今年の夏も西の湖は非常に緑色が大変な状態、もう抹茶状態、バスクリンをまいたような状態ということで、私、複数のボランティアガイドさんなんかとも話をしたんですけれども、お客さんが八幡堀をのぞき込んで、抹茶色の水、また和船観光で西の湖を遊覧されてる方も、もうひどい状態の水にやっぱりがっかりされている。それを聞いて、非常にお客さんに申し訳ない気持ちになったと、ボランティアガイドさんが私に嘆きを言ってこられました。
 1つ目の質問になります。
 昨年度までは八幡堀で、重機を台船に乗せて川底のヘドロのしゅんせつ工事、これ何年かにわたってされて、もう事業は終わったと思うんですけれども、しゅんせつしたことによって水質は改善されたのでしょうか。また、課題は残っているのでしょうか。
 そして2つ目に、西の湖の湾奥部では平成12年から29年にかけて湖底の泥のしゅんせつ事業が滋賀県によって行われました。令和5年にはウルトラファインバブルによる水質浄化実証試験がされ、今年は船から西の湖の湾奥部辺りに、底泥耕うんというんですけど、要は鋤簾みたいなそういう器具を引きずって、泥をかき回してリンとかを溶出させようという、そういう底泥耕うんがされてたんですけれども、その実証実験の結果はどうなったんでしょうか、お伺いします。
 そして3つ目に、水郷地帯西の湖の富栄養化対策として、水田の肥料とか農薬、代かき時の濁水の流入抑制対策がずっと取られてきたと思うんですけれども、それに対する西の湖の水質改善に及ぼす影響はどうだったんでしょうか。成果が出たのでしょうか。課題があるんでしょうか。
 以上、初問といたします。よろしくお願いします。
○議長(辻正隆君) 当局の回答を求めます。
 澤井市民部長。
             〔市民部長 澤井 保君 登壇〕
◎市民部長(澤井保君) 松村議員の地域資源「水郷」の水質改善についてのご質問のうち、小項目2の西の湖水質の現状と対策の経緯を問うについてお答えいたします。
 西の湖では、食物プランクトンの一種であるアオコが平成30年頃から発生しており、現在もその状況は改善されておりません。
 アオコの発生の原因として、西の湖内での水の動きがほとんどないことや水温の上昇、西の湖自体の水位低下のほか、富栄養化の原因物質の一つであるリンの増加等が関係しているのではないかとの見解が示されており、西の湖の管理者である滋賀県の関係機関が中心となって西の湖の水質改善のために対策が行われてまいりました。
 これまで行われてきた主な対策の中で、平成12年から29年にかけての湾奥部のしゅんせつにつきましては、しゅんせつ箇所の底泥中のリンの含有量が減少するなど、一定の効果があったと報告されています。
 また、令和4年度から5年度にかけて、水中に酸素を送り込み、底質からのリンの溶出を抑制することを目的に、ファインバブルという曝気装置を設置し、湖底に高濃度の酸素を供給する実証実験が行われました。その結果、湾奥部の一部の底層の溶存酸素量が回復することなどが確認されましたが、水質改善やアオコの発生抑制への効果は確認できなかったと報告されております。
 この結果を受け、今年度からは湖底からのリンの溶出に対しては湖底耕うんが実施されております。また、アオコの発生に対しては、ヒメタニシという貝による水質浄化実験が実施されており、今後これらの実証実験の効果検証につきまして滋賀県から報告があると思われます。
 本市におきましても、滋賀県と共同で西の湖のアオコ監視パトロールを実施しております。また、独自に西の湖に流入する河川の水質調査を行っており、水質については問題ないと認識しております。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 濱本都市整備部長。
             〔都市整備部長 濱本 浩君 登壇〕
◎都市整備部長(濱本浩君) 皆さんこんにちは。
 それでは、松村議員お尋ねの地域資源「水郷」の水質改善についてのうち、小項目1点目、八幡堀の水質の現状と、しゅんせつしたことによる成果と課題はのご質問にお答えをいたします。
 八幡堀は、観光資源並びに歴史的資源としても本市にとってかけがえのない財産であり、景観保全及び水質保全は地元関係者の皆様にもご尽力をいただいている状況でございます。
 河川管理者である滋賀県は、地元関係者からのご要望もあり、緊急浚渫推進事業債を活用され、地元関係団体などで構成される八幡堀環境保全事業協議会と協議を行い、しゅんせつ工事を実施されました。令和2年度から令和5年度までの4年間で、かわらミュージアム付近から近江八幡図書館付近の本町橋までの間、総延長約630メートルのしゅんせつ工事を完了されました。
 堆積土砂の撤去量は、令和2年度は455.8トン、令和3年度が395.4トン、令和4年度が362.6トン、令和5年度が390.2トンで、総撤去量は1,604トンであり、地点によりばらつきがありますが、おおむね30センチメートルから70センチメートルの堆積土砂やヘドロを撤去されました。
 この工事は、河川の治水効果の向上を目的としているため、しゅんせつ工事実施前後において水質調査は実施されておりませんが、さきに述べた堆積土砂の撤去量は事業成果の一つであり、川底に堆積した土砂やヘドロを取り除くことで、水質悪化の原因となる富栄養化した川底の泥が減少し、水質改善に一定の効果があったと考えられます。また、和船通過後の土砂の巻き上げが少なくなり、景観面での改善にも一定の効果があると考えています。
 しかしながら、八幡堀は西の湖や北之庄沢の水をポンプアップしている状況から、西の湖などの水質に影響を受けることもあり、水郷地帯全体の水質改善も併せて、県と共に引き続き取組を進めていく必要があると考えております。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 大林産業経済部長。
             〔産業経済部長 大林一裕君 登壇〕
◎産業経済部長(大林一裕君) 松村議員の地域資源「水郷」の水質改善についてのご質問のうち、農業排水対策の効果と課題についてお答えします。
 本市におきましては、農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和などに留意しつつ、土作り等を通じて化学肥料、農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業、いわゆる環境保全型農業を推進し、水質保全を図っているところでございます。
 また、世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策にも取り組んでおり、生態系の維持や景観の創出等の農地が持つ多面的機能の維持向上に努めております。
 これらの事業のうち、とりわけ西の湖をはじめとする河川の濁水等の流入抑制対策として、世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策では、濁水流出止水板を用いた排水管理等を行う水田からの排水管理や、各集落で水守当番を設け、漏水の有無の確認や水の透視度調査を実施する水質モニタリングの実施、記録管理が必須活動として定められており、農地からの濁水対策を強く意識した内容となっております。
 また、毎年5月頃には滋賀県、本市及びJAにて、世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策に取り組む活動組織を対象とした農業排水対策の集落巡回指導を行っております。
 これらの農業排水対策を進める中、滋賀県が令和2年度に西の湖に流れ込む河川の流入負荷量や水質の状況等を調査し、濁水等が西の湖に与える影響を検証した結果、西の湖への流入河川7地点で全窒素や全リンなどの濃度が平成5年から15年度当時と変化がない、もしくはやや低下していたことが確認されております。
 一方で、農業排水が及ぼす影響について問題視する姿勢には個人差があり、水質改善に向けた意識が統一されていないことから、思うような事態の改善が見られないという課題がございます。今後、さらに農業濁水の流出防止を推進していくためには、広く情報発信し、さらに意識啓発を進めていく必要があると考えております。
○議長(辻正隆君) 松村議員。
◆7番(松村務君) ありがとうございます。丁寧な回答をいただきました。
 1点だけ、再問をさせていただきます。
 市も県と一緒に事業をされて、いろんな改善の対策を取り組まれてきているというのは分かったんですけれども、県やらがこれに対する報告会とかも市民向けにされてるんですけれども、そういう報告とかを聞いても、やっぱり根本的な対策そのものが打ち出されていないというふうに思います。水質調査はこうなりましたとか、流入河川はこんだけの数値ですとかというのはいろいろあるんですけども、やっぱり決定打としての解決策がどうも見えない。今年されているヒメタニシにしても、湖底の耕うんにしても、それがどうも西の湖全体のアオコに対する決定打にはならないなというふうに私は聞いております。
 そこで、水質を改善する方策として、市はどのようにお考えなのか、再度お聞きしたいと思います。
○議長(辻正隆君) 当局の回答を求めます。
 澤井市民部長。
◎市民部長(澤井保君) 松村議員の再問にお答えをいたします。
 水質改善につきましては、今議員がおっしゃっていただいたとおりであります。西の湖の現状は、生活様式の変化によりまして人間がつくり上げてしまったものでございます。これらを改善し、元に戻していくことも人間が行っていかなければならないというふうに考えております。そういった意味でも、水質改善に向けて取り組んでいくことは長い年月を要することが想定されますけども、一定の方向性を示すということは私たちの責務であるというふうに捉えております。
 現時点では、県が中心となり、試行錯誤されている段階でございますけども、実証実験の効果を注視しつつ、本市といたしましてもできる限りの支援、協力、また取組を行ってまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 質問ございますか。
 松村議員。
◆7番(松村務君) ありがとうございます。
 後の質問とかにもまた関連してくると思いますので、次に大きな項目、水質改善アイデアということでの質問に移ります。
 西の湖の現状は、滋賀県とかの報告によりますと、湖底の水草やシジミやタニシなどの貝類はもう絶滅状態にありますという報告がありました。また、地球温暖化による水温上昇と底泥からのリンが溶け出して富栄養化状態になっているという報告もあります。これらの原因が絡んで植物性プランクトンが異常繁殖している、これがアオコの発生原因になっているというような報告はありました。
 ただ、そういうようなことを聞いて、解決策がなかなか見えないということで、関係者もどうも諦めムードがあるんじゃないかなと。水質改善、もう無理やでというような、何かそういうような雰囲気が私には伝わってきます。
 国内でいろいろ調べて、ネットとかで調べると、どことも湖沼はアオコ問題が発生してるところが非常に多いです。アオコの大量発生が問題になったのが、長野県の諏訪湖とか白樺湖、岡山県の児島湖、千葉県の印旛沼、琵琶湖もそうですし、最近は守山の赤野井湾など、水質悪化に対しては行政がやっぱり必死で対策を講じて、成果も徐々に上がっているということも聞いております。行政が、水質浄化の到達点、目標ですね、そこをどうしたらそういうふうにたどり着けるかいうことをしっかりと示す必要があるんじゃないかなと思いますので、以下の項目で質問をやっていきます。
 琵琶湖では、琵琶湖総合開発計画の事業がずっとされて、その頃から、1977年、四十七、八年前ですけれども、赤潮が発生したということで大きな問題になりました。1983年には琵琶湖でもアオコが発生しています。そして、1987年、これ「抱きしめてBIWAKO」という、年配の方は記憶されてると思うんですけれども、琵琶湖でやっぱりリンが非常に多いということで、リンの使用を抑制しようということで、廃食油を使った石けん運動が起こりました。「抱きしめてBIWAKO」なんかは、私も実際、琵琶湖のほとりで手をつないでそういう運動なんかをした記憶もあります。
 琵琶湖については、マスコミとかもやっぱり非常に関心を持っているんですけども、その琵琶湖ですら今年もアオコが発生して、水道水、特に京都の水道水に、疎水から蹴上のところを通ったところの浄水場、そこで活性炭投入とか、そういうニュースも今年もあったと思います。
 そこで、お尋ねするんですけれども、10年後の八幡堀とか北之庄沢とか西の湖、どういう姿が望ましいとお考えなんでしょうか。非常に漠然とした答えにくい質問かもしれませんが、お尋ねします。
 それから、次からは私の思いつきの水質改善のアイデアなんですけれども、1つは、今そこにスライドに載っているそれは、ちょうど北之庄沢、和船観光の乗り場からちょっと八幡堀に入ったところに水門があります。その水門、常時、高低差が60センチ、70センチぐらいはあるんですけども、そこからポンプで取水して八幡堀のほうに水を送られてます。僅かすけど、水が送られているところです。そこの水量ですね、ポンプを増設するなりしてもっと増やすことができないんでしょうか。それをすることによって八幡堀の水質改善にもつながるんじゃないかなというふうに思います。
 次に、先ほども西の湖のファインバブルはあまり成果が出なかったというようなことの報告もあったんですけれども、何かファインバブル、私もちょっと期待はしているところなんですけれども、酸素を放り込む、溶存酸素を増やす、いろいろそういうことがあるんですけれども、西の湖はもっとその実証実験を続けてもいいんじゃないかなと。さらに、八幡堀とか北之庄沢でもファインバブルを実験するという価値はあるんじゃないかなというふうには思います。これもアイデアですけども、いかだの上にソーラーパネルを載せて、それを電源にしてファインバブルでやっていくとか、そういうこともできるんじゃないかなというふうに思います。
 次に、西の湖に継続的に堆積した湖底の泥ですね、これをしゅんせつして、そのしゅんせつした土を使ってヨシ地を再生していくということも可能なんじゃないかなと。また、現在あるヨシ地はかなりもう陸地化して、水の再生とか、魚がそこで卵を産むとか、そういう状況にはなっていません。陸地化しているので。やはりその辺を整地することによって、ヨシ地を再生したら浄化機能も生かせるようになるんじゃないかなというふうに思います。
 そして、次は食物連鎖ということですけれども、今のスライドの写真ですけれども、これ私がちょっと勝手に組み合わせた写真なんですけれども、現在は植物性のプランクトンが、これはアナベナという種類なんですけども、今大量繁茂している。通常であれば、その植物性プランクトンを食べる動物性プランクトンがいれば、どんどん撃退をやっていけるんじゃないかなと思うんですけれども、動物性プランクトンがほとんど今見当たらない。そこには貝類ももう発生していない。そして、藻も生えていない状態ということで、食物連鎖がもう植物プランクトンのところで途絶えてしまっている。通常であれば、小魚が植物性プランクトンを食べて、小魚を今度は、その絵はナマズですけれども、ナマズとかそういう大きな小魚を食べる魚がいて、それを最後には人間が釣って食べてしまう。そこできれいな食物の連鎖がうまくできるんですけども、現在はそれができていない。
 そこで、今日本でも何か所かされてますし、外国なんかでもされてるんですけども、バイオマニピュレーションというやり方、これ一つの実証実験されてるんですけれども、どこかで途切れた食物連鎖を人為的にもう一回再生していくというようなことも実験としてされてます。ぜひともこういうことも検討していただければなというふうに思って、この辺はちょっと私のアイデアですけれども、当局のご回答をお願いしたいと思います。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
             〔総合政策部長 高尾一成君 登壇〕
◎総合政策部長(高尾一成君) 松村議員ご質問の水質改善アイデアに関してお答えをいたします。
 まず、10年後の八幡堀、北之庄沢、西の湖の望ましい姿について回答いたします。
 課題は多々あることは承知の上でございますが、八幡堀、北之庄沢、西の湖を含む近江八幡の水郷エリアにつきましては、生態系の維持、水質の改善と保全、持続可能な観光と地域振興、地域コミュニティーとの連携、この4つの要素がバランスよく維持されることで、自然環境の保護と地域社会の発展の両立が可能となり、次世代へとその価値を引き継いでいける状態が望ましい姿であると考えております。
 また、議員ご提案の水質改善アイデアを実行に移すことにつきましては、様々な課題がございまして、かつ関係機関との調整や効果検証などに多くの時間を要する可能性もあるため、関係の皆さんと共に調査研究を行ってまいりたいと考えております。
○議長(辻正隆君) 回答漏れはございませんか。
 質問ございませんか。
 松村議員。
◆7番(松村務君) ありがとうございます。あっさりと答えをいただきまして。
 この辺は、次の項目にも移ってきますので、あえて再問とせずに、次の大項目、西の湖の魅力を発信させるためにというか、こちらの質問に移っていきたいと思います。
 1つは、現在西の湖の周りには公衆トイレがほとんどありません。西の湖すてーしょんのところに1か所ある程度ですね。自転車で回られる方とか、ウオーキングとか、今度国スポ・障スポでウオーキングとかされるときは、この前もそうなんですけども、仮設の便所を幾つか並べて対応されているとか、そういう状況なんですけれども、やはりトイレがないところには人も集まってきません。近江八幡の魅力を発信するチャンスが途絶えているんじゃないかなと思いますので、西の湖に3か所程度、北之庄沢に1か所とか、それぐらいのトイレは必要かなと思いますので、その辺のご意見を伺いたいのが1つ目です。
 そして2つ目で、水質浄化とか、やっぱり西の湖の拠点ですとか、そういうことを十分知っていただくような拠点が必要なんじゃないかなと。サイクリングとかカヌーとかバードウオッチングとかのそういう拠点とか、西の湖観光の拠点、また観光バスも立ち寄れて食事もできるとか、そういうような拠点整備が必要かなというふうに思います。それと、水質浄化を合わせたそういう施設とかがあればいいのではないかなというふうに思います。
 そして3つ目には、産業振興、特に漁業に関するものですけれども、先ほどの食物の連鎖とかできて、魚が十分漁獲量が増えてくれば、やっぱりそこで一つの以前のような産業が出てくるんじゃないかなというふうに思います。湖魚ブランド、西の湖ブランド、それが地域の産業振興にもつながってくるのじゃないかなと思います。
 そして、4つ目ですけれども、水郷再生のプロジェクトということでの創設をしてはいかがかということでの質問です。
 市長のトップセールスで、西の湖の窮地、これをやっぱり発信することによって、県とか研究機関、大学とかも含めてですけれども、あと民間の力とかで西の湖の再生に取り組むことができるんじゃないかなというふうに思います。今は県とか、何か他人任せで、市はいろいろ要望してるけども、なかなかうまくいきませんわという程度じゃなくて、市が積極的に発信して、やはり大学の研究の対象にするとか、そういうことも一つなんじゃないかなと。そう意味では、シンポジウムを打ったり、今のそういう再生プロジェクトということで、どんどん近江八幡市は西の湖の再生に向けて頑張ってますよという、何かそういうモデルなんかもつくれたらいいのじゃないかなというふうに思いますので、その辺の当局のご見解をお伺いしたいと思います。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
 高尾総合政策部長。
◎総合政策部長(高尾一成君) 松村議員ご質問の西の湖の魅力を発信させるために関しましてお答えをいたします。
 西の湖につきましては、令和4年3月に安土未来づくりアイデアブックを作成し、その中には松村議員ご提案の環境整備や拠点整備といった視点も含まれております。
 また、令和3年度には西の湖回遊路整備推進会議を設置し、大学生の意見も交えながら関係団体と協議をし、令和4年度に西の湖回遊路整備推進会議から基本方針の答申をいただきました。
 答申の内容といたしましては、西の湖を守り、生かすことを基本理念とし、西の湖ならではの唯一無二の風景と営みを次世代へと継承するため、地域一体となってにぎわいと魅力の創出、定着を進めるとされております。この答申を実現していくということに当たりましては、西の湖周辺で活動されている団体の意見もお聞きしながら、連携していくことが重要なことだと捉えております。
 議員ご指摘のとおり、近江八幡市にとって西の湖は貴重な宝物であるからこそ、よりよい形で次世代へ引き継いでいく必要があると考えております。西の湖の魅力を発信する取組を進めるとともに、ご提案いただいた西の湖の再生に関する研究をしていくというような視点も参考にさせていただきながら、関係の皆さんと活用に向けて検討させていただけたらと考えております。
○議長(辻正隆君) 質問ございますか。
 松村議員。
◆7番(松村務君) 再問を幾つかしたいんですけど、飛ばして、最後に市長にちょっとお聞きしたいと思います。
 西の湖の水質が危機的状況にあることを、先ほども言いましたように、やっぱり発信していただいて、言わば研究機関ですね、これを西の湖に呼び寄せてほしいと1つは思います。国の機関なり県の機関なり。滋賀県は、いろんなこういう調査のセンターとか、そういうのもあるんですけども、やっぱり琵琶湖が中心になってくるかと思いますので、西の湖にポイントを絞った研究機関なんかも要るんじゃないかなと。そこで市、または市長が本気でここは動かないと、国やら県とかも動いてくれないんじゃないかなというふうに思います。そういう意味で逆に、今も聞いていてもいろんな部署に、企画とか環境とか、また農業とかにわたるんですけれども、やっぱり西の湖に特化した、西の湖の再生と活用とかを目指したような専門の部署とか、やっぱりそういうのもつくっていただいて、市の本気度というのを出す必要があるんじゃないかなというふうに思います。このようなことを含めて水郷再生プロジェクトでないかなと思っております。
 いろいろ要望とか、そんなんばっかり申し上げているんですけども、一番最初に申し上げましたように、観光客が水郷地帯の水を見てげんなりしている、そこを何とかしたいというところから、西の湖のアオコ、水質とか、そういうことに思いが至っているところです。私が常々申し上げているのが、近江八幡の宝物、これがくすんでいては駄目です。放っておけば宝物じゃなくて、石ころになってしまうんじゃないかなと。磨いて輝く、そういう努力をしていく必要があると思います。その辺、市長、ぜひ心強いご回答をお願いしたいと思います。
○議長(辻正隆君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 松村議員の再問にお答えを申し上げます。
 西の湖という問題については、これは非常に大きくて、かつ深刻なテーマだと認識しております、せっかくの機会ですので、私の思うところをちょっと時間いただいて述べさせていただきたいと思うんですけども。
 まず、琵琶湖を含めまして、いろんな先進事例というのをご紹介いただいたんですけど、西の湖ほどシビアな環境に置かれているところはほかにはないというふうに思っております。まず、非常に脆弱な環境だということですね。対応っていろいろこれから、議員おっしゃっているように、いろいろ情報発信しながら、それぞれみんなで国、県合わせながら研究機関合わせて力を取り組んでいきたいと思っていますし、また私も率先してやっていきたいと思っております。
 まず1番に、温暖化の問題ですね。アオコの発生につきまして、まず温暖化という、我々の社会や生活の在り方そのものに根本的に係っている問題を非常に大きく抱えているテーマでございます。まず、温暖化によって水水温が上がる。これによってアオコが上昇する。また、温暖化によって冬場の雪が降らず、雪解け水が入らないという様々な課題があります。
 それから、農業の在り方も非常に大きく関係しております。水路が3面張りになる。途中に藻上げをしなくなる。途中にバッファーがなくなる。そのほか含めまして、昔はそれぞれかんがいにも集落で地下水を堀って、それが水路に流れながら入っていくということでございましたけど、今はそういうこともございません。そういう中で、農業の在り方を含めて地域社会の在り方を考えていくのか。さらに、ひいて言えば、上流で大きな工場ができてどんどん地下水をくみ上げ、下水に流していくというような状況もあるんではないかというふうに思います。この地表の環境を守るためにどういうような全体の流域を考えながらデザインしていくかなどなど、非常に大きなテーマを抱えつつの西の湖だというふうに思っておりますので、引き続き、議連もつくっていただきましたし、我々も、今はそれぞれの部署から回答させていただきましたけど、より大きな視点に基づきながらで、また力を合わせて進めてまいりたいと思います。議員のお力添えもよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。
○議長(辻正隆君) 松村務君。
◆7番(松村務君) ありがとうございます。
 やっぱり西の湖の水質改善、また利活用ということで、我々も一生懸命そこは取り組んでいきますので、行政もその辺バックアップ、また率先して進んでいただくようにお願い申し上げまして、私の個人質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(辻正隆君) 以上で松村務議員の個人質問を終わります。
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